「日本PSG研究会」から「日本睡眠検査学会」へ
日本PSG研究会は1999年(平成11年)の発足以来、睡眠ポリグラフ検査(PSG)を中心とした睡眠検査の勉強会として600名以上の会員の皆様と共に、全国において活動を行って参りました。令和の幕開けは20年の節目として今後の活動を検討する機会となり、2020年9月1日より「一般社団法人日本睡眠検査学会」として新たなスタートをいたします。「法人化」の最大のメリットは、社会的信用を高めることです。安定した会の運営と継続性のある学術活動を実現いたします。「学会」への名称変更によって、学術団体としての活動を一層充実させていきます。
日本睡眠検査学会のミッションは、まずは本邦における睡眠検査を主体とした学術向上を目指すこと、そして本邦における安全かつ適正な睡眠医療の普及に貢献するために、睡眠検査周辺の専門技術や専門知識を提供することです。
中核事業として、①年1回の学術集会の開催、②8支部における例会開催、③PSG視察判定の精度保証事業、④各種睡眠検査の適正な手法(標準法)の提示、⑤専門技能に対する講習会・セミナーの開催と修了認定の発行を計画しています。
ヘルスケア分野では「睡眠」関連ビジネスが目覚ましい勢いで展開しており、自らの「睡眠」を計測して健康管理に努める時代がそこに来ています。医療分野ではこの春に安全精度管理下のPSGが増点されました。この機会を千載一隅ととらえ、会員の皆様と共にミッションを担い、活動を行って参りたいと思います。学会への移行について、ご理解とご支援のほどお願いいたします。